ここ数日、ぐったりしていた。

4月1日からの怒涛の1週間。

「いつもご機嫌な大人」という理想から

かけ離れた自分の姿に意気消沈していた。


私の職場は、年度初めは人事異動で大いに荒れる。

直属の上司が変わっただけでも大きな変化だが、

課内のメンバーが一新された。


新しい人間関係というのは

たとえ、悪意のない関係だったとしても大層疲れる。


自分も忙しいが周りも忙しく、余裕がない。

電話対応の態度が不遜になってしまったり

何気ない他人のひとことに傷ついて、トイレで涙がでてきたり。

超絶余裕ないな、わたし。


そうなると、夕飯を抜いたり、風呂に入る前も

ドライヤーの前もぐずついて就寝時間が遅れたり、

生活の質がダダ下がり、ますます自己肯定感が下がる。


ほんのわずか数週間前までの自分の心の余裕。

これは、自分自身の能力なんかではなく

周囲の人が与えてくれていた安心のもとで成り立っていたのだな。


だって悲しいことに、わたしの本性は、こんなにも他人に対して

思いやりが無く、そのくせ相手に自分に対する礼儀を求め、卑屈で自分勝手なんだから。


当たり前が突如当たり前でなくなり、自分の本性がむき出しになり

足元がぐらつく体験。これがないと

つい周りへの感謝を忘れ、自分の力を過信してしまうみたいだ。


こういう大きな変化って、なかなか自分で求めに行くには

ハードルが高い。だから、ものすごく貴重なのかもしれない。


まずはなんとか、4月を乗り切る。ちょこちょこ夕飯や

風呂をさぼったり、トイレで泣いたりしながら。

ファイトだわたし。

投稿者

ちべ子

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