1日仕事が終わって帰るとぐったりと疲れ、本当は帰宅後の時間をもっと有意義に使いたいのに、スマホをいじったり、意味もなく夜更かしをして自己嫌悪に陥ってしまうことはありませんか?

このぐったりとした疲労感の原因は、ほとんどが肉体ではなく精神的な疲労です。

この記事では、仕事中の精神的な疲労を軽減するためのヒントを、主に、仕事との向き合い方や考え方の面から紹介しています。

私自身、仕事をはじめてから1~2年は、定時に上がっても帰宅後は激しい疲労感でスマホをいじる以外何もできず、危機感を覚えていましたが、今では少しずつ副業や勉強にも時間を割けるようになっています。

仕事や職場の人間関係との向き合い方を変えることでストレスを予防し、退勤後も気力・体力を維持することができるようになりますので、ぜひ参考にしてみてください。

「忙しさ」は疲労に直結しない

一般的に、仕事における疲労の大きさは「忙しさ」に比例しそうに思われます。

しかし、忙しくてもその仕事にやりがいや自分らしく働けている実感があれば、そうでない暇な人に比べて精神的な疲労感は少ないのではないでしょうか。

例えば、好きなことに長時間没頭した後などは、疲れてはいるけれども充足感がそれを上回り、どんどん次の作業にも取り組める気がしませんか?

それは仕事においても同じで、私は仕事における疲労の原因は以下の2つであると考えています。

  1. やりがいの少なさ
  2. 他人への気遣い(いわゆる「気疲れ」)

やりがいの少なさ

少し忙しいときよりも、暇な時の方がむしろ「疲れた」と感じた経験はありませんか?

人は「自分の時間を自分でコントロールできている」と感じている状態だと充足感を感じ、反対に、自分の時間が「コントロールされている」状態に強いストレスを感じると言われています。

そのため、暇で時間を潰すだけだったり、指示された仕事やルーチンワークをただこなすなど、やりがいを感じられない行為に対して時間を消費してしまうと、強いストレスを感じます。

それが結果的に、退勤後のぐったりとした無気力な状態に繋がってしまうのです。

やりがいを感じられる工夫が、ストレス軽減に

一方で、指示された仕事や退屈を感じやすいルーチンワークであっても、自分なりの目的意識を持って行っている場合は、疲労感がまったく異なります。

「これをやることで、同僚の負担を軽減させられる」、「この仕事の作業効率を上げよう」などと、他者への貢献や作業のブラッシュアップなど、自分自身でやりがいを感じられるよう意識を変えることが大切です。

私は現在社会人3年目で、上司から指示を受けたり、上司の確認を取りながら仕事を進めることが多いため、その分つい仕事に対して「他人事」のように感じてしまいがちです。

しかし、「自分の仕事ではない」と思いながら淡々と作業をしているだけでは、何のためにこの仕事をしているのかがわからなくなり、やりがいを喪失してストレスばかり溜まってしまいます。

そこで、「どのような状態で提出すれば、上司が確認しやすいか」ひいては、「どうすれば最短でOKを貰えるか」を試行錯誤してみるなど、自分なりの目標を持って行動するよう心掛けています。

目標を明確に持ってやれば、必ず何かしらのフィードバックがあるため、達成感や、さらなる改善のためのモチベーションに繋がります。

もし、「それほど忙しくないのにやたら疲れる」と思っている人がいたら、やりがいの少なさが疲労の根本的な原因である可能性があります。

ぜひ、目の前の仕事の意味を、自分なりに再定義することからはじめてみてください。

まとめ

ここまでの記事の内容を、まとめたいと思います。

  • 仕事後のぐったりとした疲労感は、主に精神的な疲労が原因。
  • 忙しさと疲労は必ずしも比例せず、むしろ、暇ややりがいの少なさが疲労の原因となる。
  • 人は、自分の時間を自分でコントロールできている感覚がないと強いストレスを感じる。
  • 退屈さを感じやすいルーチンワークでも、自分なりの意味や目標を見出していれば、ストレスは感じにくい。
  • 上司に委ねる部分が大きい仕事は、「どうしたら最短でOKを貰えるか」等を試行錯誤してみるなどがおすすめ。

次の記事では、「他人への気遣い」によるストレスとその対処法を紹介します。

(番外編)食事・運動面での解消は以下の記事を参考

仕事で疲れないための方法については、主に食事や運動について説明した以下の記事も参考にしてみてください。